本当にありがとうございました!

今回のイベントにあたり応戦してくださった皆様、ありがとうございました!

簡単にポチっとするのでなく、まずもってアカウントを作っていただくというお手間が申し訳なくてコメントも!とかちょっと気軽に言えないなと思ってました。

その中でいただくコメントが100件を超えて、その熱量が
わざわざ文字を打って下さったということが本当に嬉しかったです。

なぜあの絵を応募したのか
クリエイター部門をどう捉えたらいいか

あの3日間で私なりに考えたことを残しておこうと思います。

私の中ではイラストコンテストではない

今回あったクリエイター部門とキャラクター部門。

キャラフォリオさんの中でもこちらなんかはイラストコンテストとありますが今回はクリエイター部門です。


その意味はなんだろう。


私が今回応募したのはイラストを評価してもらいたい気持ちではありません。

サンリオさんにコラボする価値があるクリエイターとして見つけてもらいたい。


今まで可愛いものを作ってきた人生を賭けてやってきたことを、相手にどう分かりやすく伝えられるのか。



しかし知ったのは締め切りの数日前。

本来は締め切っているところを1/13に延長します、というお知らせを知ったところからでした。



サイトを徘徊してルールを何度も読みました。

クリエイター部門は票が必ずしもと言うわけではないそう。


そして既に応募されてる方たちの作品を見ると


過去の既存絵でも応募OK

また去年夏頃に投稿されたいいねもカウントされている


この中でどうすれば少しでも見つけてもらえるのか…残り3日。

投票のことを考えると最終日にイラストを出すわけにはいかない。1秒でも早く形にしないと。


でもクリエイター部門はオリジナルであることがルール。

一体何を描くべきなのか…


絶対新しい絵で出したい

今回がイラストコンテストであるなら絵の精巧さを競うなら過去に描いていた仕事とは関係ない何時間もかけた絵を出すのも候補にあったと思います。

妊娠中、水彩画を習ってたけどそんな絵を出しても仕方ない。


このコンテストに出るならこのコンテストに出るために考え抜いたものを出したい。



私がクリエイターとして今までやってきたもの

応援してくれる人たちが何か少しでもコメントしたくなるような作品。


まさか昨日まで考えもしなかった筋肉や能力を求められている。

でもこんなチャンス二度とないかもしれない!そんなこと言ってる間にも5分過ぎたぞ!!!


シナモロール推しの娘を初めてピューロランドに連れて行った12/26の夜のホテルからのライブ配信で生まれた女の子の絵。


じゅべねこちゃんなどの目を人間の女の子に転用したデザイン。


絵の精巧さで競うならもっとまつ毛やリップの艶を描き込むテイストの絵の方が絶対いいと思う。

でもこの先ぬいぐるみとかグッズ的なことに転んだとしたらこれくらいのデザインの方がいい、というかこれがいい。

じゅべねこちゃんの目を転用したことにより私の絵のタッチが統一されるのは絶対にベスト。


その上でポップアップでいつも会う皆さんたち


この人はこのリング好きそうだよね

この色といえばあの人だよね


自分とは違う可愛さや好きを持つ同士でも仲良くなれるのが私が好きなJuveliaのお客様の世界。これを描きたい。


となると皆さんが分かる分かる、となる女の子を最低3パターン描きたい。


女の子自身のおしゃれの違い

それぞれが持ってそうな可愛い小物


これらを羅列するにはどうしたらいいか

夜中何パターンも考えて自分でGOを出せたのが応募したあの絵でした。


全身パステルカラーのあの子

武装したお仕事スーツの中に自分を鼓舞するものを入れて頑張ってるあの方

推しを感じられるものを散りばめて嬉しそうな皆さん


横展開も無限大にできるのも今回のコンセプトにバッチリでした。


初めての出来事

(↑クリックで読めます)

とりあえず投稿して告知してみたものの、あまりに突然のことすぎて皆さんもよく分からなかったと思います。


ただ投票してもらうと言うわけではなくアカウントがないと投票できません。


これは本当にハードルが高いことで、単にフォロワーが多いからどうだと言うことではないです。



実際私自身も最終的にいいねは100いけばいい方じゃないかと思っていました。


きちんと応援してもらうにはどうしたらいいか


きちんと自分の言葉で伝えるより他ないと思いこのブログを書きました。


実際票がじわじわ伸び出したのはこのブログの後からで一つ二つと増えるにつれ

コメントも増えてきました。(投票ですら面倒で申し訳ないと思っていたのでコメントもぜひ!とは本当に言えなかった)


長い文章だから本当にいろんなタイミングで読んでくださったんだろうなというのは私に分かるようにしてくれてる色んなアカウント名を見れば分かりました。

ずっと育ててきた種


世の中には美大を出てる方もいらっしゃるでしょうし、起きてる時間全てを絵に捧げてる方もいらっしゃるでしょう。



私は中高時代、ネイリストになるのを反対されて父にお小遣いで買ったネイルアート道具を全部捨てられた時

それなら年代問わず全雑誌を毎月読破しよう。表紙と文字の色の組み合わせが可愛い、こう言うのも全て可愛いの種として頭の中にたくさん貯めよう。



私は可愛いに関わる仕事をする人生になるのは絶対決まってる。絶対役に立つ。

ビジネスの本も接客の本も気になるのは全部読んで、反対されても誰にも取り上げられないものを積み上げよう。



専門学生の時は往復3時間の学校に週7通ってました。ようやく学べるのが嬉しくて自分でWスクールに増やしてました。


ネイリストになってからも寝ずに練習に他県のアートスクールに職場に内緒で通ってたし、独立してからは毎年12/31も1/1もサロンワークしていました。

夜中3時の予約の後、朝8時から夜までこのお客様はどんな仕上がりが好きか考えて一緒に創り上げるのが大好きだった。



独身の時は夜中もネイリストをしていましたが結婚してサロンの隣の市に引っ越しそれができなくなりました。

夜中もどうにか時間を気にせず働きたいと始めたのがアクセサリーでした。

結婚式の日も朝4時まで作ってたし、式と披露宴の間の控え室でも作ってました。


私は全てを絵に捧げてきたわけではないけど今も昔も寝ずにずっとお仕事をしています。

こういう今までの全てのことがクリエイターの血肉となったと思っています。



もちろん今回のコンテスト、そりゃ時間をかけて描きたかったに決まってる!!!

でも一番のルールは期限内に出すこと。

時間内にまず出さなかったらどれだけ傑作でも参加権はない。プロとして見てもらえない。


その上で絵だけじゃない目に見えない今まで向き合ってきたものや作ってきたものも形にして出したい!!!



クリエイターとして出せるもの全部


いつかポップアップというものがしたいと思ってた2010年代後半。

オンラインで知らない人から買うのも不安だろうな


大手企業ができないこと、自分店舗運営は属人的なSNS運用だろうと考えました。



この人はこれが好きな世界観だろうな。

娘さんがいる、今月がお誕生日、あの人とは学生時代からのお友達。


ネイリストの時も今もこう言うことを覚えているのは必死にノートを書いているのではなくお客さまが好きだからです。


皆さんに夜中にチャットを返したりリプして「じゅべさん寝て」とコメントもらいますが多分仕事だと思いながら疲れた顔で返してるわけじゃないんだろうなというのはきっと理解してくださってると思います。(むしろ笑ってる)



きっと「いつもありがとうございます、新商品はこちらです」と業務的なポストをしてたのなら今みたいなコミュニティやポップアップは生まれなかったと思います。


それが今回のコンテストのコメント欄に溢れるように途中から私自身への応援コメントがすごく多くて本当になんかなんて言っていいか…予想外で通知がくるたび励まされました。


私のお客さまのことを覚えている記憶力がすごいとよく言っていただけるので「そうだろうな」

と思っていただけると思うんですが関わりがまだない方を除いてコメントほぼ全員分かりました。


いいねもアカウント名でわかるものが多かったです。

何年も前のお客様がお元気なんだってわかってそれだけで今回出て良かったと思いました。


ネイリストになる前のハンドモデルっしてくれてた友達も、17年前の駆け出しの頃からずっと指名してくれてた人も「投票これであってる?」と連絡をくれて

ずっと私がしたいことを見守ってくれて本当にありがたい限りで私はずっと人に恵まれています。




ルールに投票が必ずしも直結するわけではないとあったので、私はどう自分のクリエイターらしさを出せばいいかなと考えていましたが

時間内は頂いたコメント全部に自分が覚えてるその人とのことを添えてお返ししようと思いました。


期間中何度もリロードして、車の中でも布団の中でも期間超えてからもずっと返してました。

(一番フォロワーさんが多いインスタグラムに投稿するのを最終日の18時にようやく投稿するという…笑。でも途中から票数もありがたいけどわざわざコメント書いてくれ人がありがたすぎてそちらのお返事を優先してました)


絵だけじゃない表現できることの一つが文章。



後少しでも出せるものは何か

お客様との関係性、それからポップアップ中ずっと店頭に立ってたり隠んスタライブをやってたからライブ配信をしようと思いました。



これがあの期間中どうしてああいう動きをしていたか、あの絵を出すに当たって考えたことでした。



本当にあんな応援していただけると思ってませんでした。

ご迷惑をおかけすることも多いのに、わざわざ時間を割いてくださり本当にありがとうございました。



今回のことがどう転ぶかは分からないけど、私は形を変えたとしてもずっと可愛いものを作る世界で

普通のお店よりちょっと変で、お店って感じがしないものを探していきたいと思っています。


キャラフォリオさんもサンリオさんも貴重なイベントありがとうございました!