スワロフスキーが使えなくなる日

スワロフスキーがハンドメイドやネイル業界から撤退することを発表しました。(画像クリックで記事に飛べます)

ネイルアートにスワロフスキーを使ったり、街中の手芸屋さんからスワロフスキーが消え、「スワロ使用」と表記された手作りアクセサリーが無くなっていきます。


20年近く前、スワロフスキーに魅了されてネイリストになりました。ネイルにあしらった美しいスワロフスキーを、一ヶ月の付け替時に削ってオフしていくことが悲しく、この美しさを永久に楽しめる方法はないのかと考えて始めたのがアクセサリー作りでした。


デコ電は勿論、手帳に靴、煙草も吸わないのにシガレットケースと、平面を見つけては片っ端からスワロフスキーでデコレーションする少女でした。


リングボックスのデコレーションするのも当然の流れだったように思います。

デコレーションボックスについて

「おばあちゃんが若かった頃はスワロフスキーのパーツを買うことができてね」

という未来が来るんだろうか。


そうなると私の作るスワロフスキーもヴィンテージ品になるのかな、なんて思うけどそんなのいいから老眼で見えない年齢になるまでずっとスワロフスキーで色んな美しさを表現したかった。



一方で、ブランド価値を保ちたいというスワロフスキー社の意向も勿論理解できます。




このブログを見てる方の中で「いつかこのボックス買いたかったのに」っていう方がいらっしゃるかもしれません。




お客様をパニックにせず、長く作り続けるにはどうしたらいいだろうと発表からずっと考えていました。



スワロフスキー社としては来年秋以降DIYやネイル業界から撤退するけど、その後も持っているパーツがあるなら販売OK。

でもいずれ流通が止まり廃盤が増えて、今のように好きに作る事ができない未来はやってきます。




今週末から来週にかけて多数の新作リングボックスをショップにて販売します。

その売上で買えるだけのスワロフスキーを購入し、これからのJuveliaの製作でできるだけ長くスワロフスキーを使えるようにしたいと考えています。




販売は決まり次第、LINE@などでお伝えいたします。(登録でクーポンも届くのでまだの方はよければ)




1月3日のリングボックス販売時、相当数を絞って販売しましたが想定以上のご注文で、全てのお客様に届けるのに2ヶ月近くかかりました。

今回の販売はご注文数によっては半年などかなりお待たせしてしまうかもしれません。



ただどこかのタイミングで、スワロフスキーをデコレーションしたボックスは販売できなくなるのは決定です。


いずれ手にしたいなと思ってくださる方がいれば恐らく確実に発注できる機会に手にしていただけたらと思い新作を多めに出すことにしました。



一般流通が無くなったら、スワロフスキー社がデコレーションしたボックスを販売しない限りこういうボックスを手にすることは出来なくなるはず。

20年近く毎日スワロフスキーをネイルにアクセサリーに愛でて生きてきた人生なのでいまだに信じられないです。ここ数日本当に落ち込んでました。



一部手芸店ではスワロフスキーは今後も購入できるとあるけど、現段階でどれが廃盤で手に入らなくなるのか分からないし、恐らく手に入らなくなるのが相当多くなるだろうと予想しています。


Juveliaの叶えたいこと

確実にスワロフスキーが手に入る今の間に新作販売し、その売上で手に入るだけのスワロフスキーを買い集めて、極力長くスワロフスキーを使った制作を続けたいと考えています。



その買い集めたスワロフスキーが、何年持つかわからないけど使い切るまでに成長して、スワロフスキー社に公式に使用を認められるブランドになりたい。



このブランドなら、Juveliaならスワロフスキーを使うに相応しいと思ってもらえるように、そしてスワロフスキーと長く人生共に過ごすためにおこがましいですが少しでも発展に貢献できるようになりたいです。


スワロフスキー保存委員会

私の夢はいつか女の子の美術館を作ること。

心の中にあの頃の少女が眠ってる女性に向けての美術館です。


年代が私と同世代の30代前後に限定されてしまうかもしれないけど#平成保存会 とタグを付けて懐かしいイラストを描くのが趣味でした。


90年代のなかよし・りぼん、00年代のセブンティーンからミルキーペンにあゆケータイ、今は売ってない香水など懐かしいガールズカルチャーを感じるものをコレクションしています。


キラキラをたっくさん飾って、当時の貴重な分厚いりぼんが読めるなんてそんなスペース中々ないと思うんです。おばあちゃんになっても放課後の教室のような気持ちで集まれる美しいものだけを集めた美術館をするのが私の夢。



この先スワロフスキーが今みたいに気軽に流通しなくなるなら、私がコレクションしていつか美術館で圧倒的な眩い量のストーンを並べます。

貴重な図録やカタログは勿論、国内未入荷やスペシャルオーダーカラーで世にあまり流通していないスワロフスキーも沢山持ってるんです。ついにお見せする時が来ますね。


「これ個人所蔵なの?」という量の美しい、まさに美術品をいつか公開しますのでその時はぜひ隣のクラスに喋りに来る気分で遊びにきてください。

そのまま皆でカラオケ行こ。デンモク回してこ。



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