「選挙行ったよ」で割引します!
センキョ割ってご存知ですか?
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— 【公式】博多一風堂@選挙割®︎やります (@IPPUDO_JP) October 22, 2021
「 #選挙割 」今年もやります!!
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今回は対象店舗を拡大し、フードコート業態店でも実施します!
一風堂の「選挙割」が、より良い社会を考えるきっかけになれば幸いです🌱https://t.co/D6GCGTqjKApic.twitter.com/gor4DDVOMZ
投票済証明書や投票場の写真をLINE@やインスタのDMで教えていただければ11月末まで使える10%オフクーポンとご注文商品お届け時にこのセンキョ割のクーポンコードを入れた時だけのデザインのポストカードをお送りします。
私が初めてセンキョ割を知ったのは2年前でした。
ニュースで投票済証明書を持っていけばブームだったタピオカが安く買えるとやっていたけどそもそもその時私のすむ地方都市にはタピオカのお店すらなかったんです。
2年経った今、twitterで自分の地域とセンキョ割って調べたけど全く出てこず。
こういうのって毎回都会だけだよなー、と思ったけどそもそも私はオンラインショップをしていて全国にお客様がいるんだからやってみよう!と思ったのがきっかけです。選挙が少しポジティブな出来事になればいいなと思っています。
投票証明書か投票所の写真を送ればOK!
とはいえ私も詳しいわけじゃない
社会人になってから選挙行かなかった時もあるし、その時の理由も忘れてたとかそんな大した理由じゃなかった。
誰に入れたらいいのか考えてもよく分からないし私の一票で何かが変わる実感もないし、選挙カーの音の大きさに心動かされた経験もない。
投票しなくても平和に生きてるし、よく分からない制度や国会中に寝てるお爺さんに「何これ?」って思うこともあるけどそんなもんかとも思う。
正直政治の中で憲法9条のことはあまり理解できてない。
でも同性婚や選択的夫婦別姓は賛成。
ベーシックインカムは10年位前から導入したらいいのにと思っている。
子供もいるからそりゃ年配の人にばかりじゃなく教育や子育てにも力入れて欲しいなと。でも誰にどの党に入れたらいいかイマイチ分からない。
そんな人にはこんなサイトもある。
私もやってみたけどすごく直感的に使いやすいし、自分の思ってることも改めて分かるからおすすめ。
社会は変わってるんだろうか
選挙に参加しよう!と昔から言われるけどどこか他人事であまり響かない。
でもある時ふと思った。
私たちは税金を納めてる。消費税はもちろん働いていれば所得税、会社をしてるなら法人税。家を建てれば固定資産税(不動産取得にも売却にも都度税金が発生する。)
車を持てば自動車税やガソリン税。
生きてりゃ住民税、死んだら相続税。
日本に生きる参加費が税金なのだとしたら自分の考えを国の政治に唯一伝えられる選挙に参加しないのはすごくもったいないんじゃないかと。
もし自分の困る方向に舵を切られても参加してない人に文句をいう権利はない。
選挙は義務ではないし、私が上に書いた文と似たような感じで投票してもしなくてもどちらでもいいかと思う人も多いと思う。
どちらでもいいと思ってても、もし「あなたには選挙権がありません。関係ないので政治について口出ししないでください」と言われたら流石に怒るんじゃないだろうか。私なら馬鹿にされてる!と思って抗議する。
でも女性はほんの75年前まで選挙権がなかった。
それぞれの時代の女性の環境
こういうことを周りの人に話すと「政治家になりなよ」と冗談で言われる。
確かに結婚して私だけ姓を変えないといけないことに疑問を持っているし、子供の教育環境について思うことも増えた。
でも例えば私が仮に立候補して土日に幼い娘を預けて街頭演説してたら「子供ほったらかしてかわいそう」と絶対に色んな立場の人に言われると思うと先程提案してきた友達たちに話すと皆「わかる」という顔でげんなりする。
街頭演説をしているのが同い年の子供を持つ男性ならきっとこんなこと言われないんだろう。
お母さんであることは当然だけどイクメン(この言葉もあんまり好きじゃない)は賞賛される。
それが私はずっと納得いかなかった。
大学に行ったりキャリアを積んでも出産で多くの女性が一旦ストップしたり辞めざるをえない環境を見てきた。
政治家はお爺さんばかりで住む世界も違うから、保育園に入るのは至難で仕事を辞めないといけない私たちの気持ちなんて分からないだろうしそんな時期真っ最中のお母さんが政治家になる確率は極めて低い。
でも少し変わってきた気もする。
私が子供の頃はクラスの半分くらいは専業主婦のお母さんがいたように思う(それだけ今は共働きじゃないと中々難しくなったという面でもあるけど)
その頃のドラマでは女性が会社でセクハラされるシーンが普通にあったし、セクハラっていう言葉がない時代もあって酔った男性のおふざけなんて笑って許してあげなさいみたいな空気も感じていた。
女性の仕事は結婚するまでの腰掛けと言われていたけど今思えばこれだってすごく馬鹿にされてるようにも感じる。「お茶汲みもまともに出来ないと嫁の貰い手がないぞ〜」なんていう上司に女性が給湯室で泣いてるドラマも見たことある。
その時はそういうもんかと思うけど今なら給湯室の扉を開けて「そもそも自分でお茶すら組んでないやつの意見は気にしなくていい!!関係ない!!!!」と抱きしめに行ってあげたい。(部外者すぎる)
そんな昭和の悪いところを煮凝りにしたような上司が仮にいたら今なら即コンプラ案件だよなと多くの人が思うということはやっぱり少し時代は変わったんだろう。
少し気になって調べると第一次世界大戦後の経済発展で働く女性が増えて事務員やタイピストになった「職業婦人」と呼ばれた女性は偏見の目でも見られていたそうな。この頃は女性は社員にはなれなかったらしい。高等教育を受けていない女性を短期の事務員として採用あるのみだったそう。
この頃の優秀な女性は生きづらかっただろうな。これよりもっと後の私が子供の時に読んだ漫画でも親戚のおじさんが女の子に「女のくせに大学行くなんて生意気」って言ってるシーン見たことあるし…。子供の時からそういうもんなのかと思って受け入れてきたことにも怒りってあるな。
1950年代になっても女性が働くのは嫁入り前の間という感覚で専門職でない限り大卒女性は採用されないので「4年生大学に行くと女の子はまともな就職はできない」と言われていたそうです。
いいじゃねえか優秀な女の子じゃんと思うけど世間の風潮はそうは変わらない。
重宝されるのは優秀さより、男性をうまく立てられる愛嬌のある女性って感じがビシバシあるぜ…!
男女雇用機会均等法ができたのが1985年。
この頃「一般職」「総合職」という言葉が生まれたらしい。とはいえ言ってるだけで女性は男性と同じ扱いではなく実際は総合職は男性のみが昇級昇進という事実でしかなかった。
ちなみにセクハラや男女差別、妊娠による不当な扱いが禁止されたのは2006年らしい。え、そうなん…?めちゃくちゃ最近やん…。
90年代のテレビ番組ってひどいセクハラだな…って思う番組あったよね。
育休っていつできた?
妊娠出産の後退職が普通の時代から産休育休を義務化したのは2009年。
私が社会人になってすぐの頃か…あの頃確かに女性の同僚たちが休憩室で「妊娠出産のそっちの都合でこっちにしわ寄せくるのやってられない」とか「休みなのに一部給料出てずるい」と言ってるのを聞いたことがある。
きっと私も傷つけるようなこと言ってたと思う。無知で今より何も分かってなかった。
今私たちが当然のように働いていること、子供がいてバランスを取りつつ働く社会になったこと。
それはその時代その時代に声を上げてくれた人がいたから出来たことなんだと思う。
75年前選挙権すら与えられなかった頃から考えると物凄いことなんじゃないか。
もちろん男女差の差別はあってはならないし、セクハラも被害者が泣き寝入りすべきじゃない。
育休産休は当然の権利だし、今後はさらに個人の人生の希望に寄り添った働き方を提示できる会社に優秀な人材が集まるはず。
(メルカリは男性育休80%、NTTは転勤単身赴任の撤廃を検討しているらしい)
よく母親に「あんたの今の時代はいいわね、お母さんの時は…」と言われるけど未来になればなるほど正しくありたい進化を遂げるべきだし私も娘にこういう愚痴をこぼすのが理想なんだと思う。
「私の時なんてお父さんが育休なんて考えられなかったんだから」
「結婚したら女の人だけ銀行から免許から市役所から苗字変えに行くのに休みの日一日潰れてたんだから!今思うと謎!」
「今は普通に認められてるけどBLっていうジャンルもあったりしたんだよね」
と今の子供達にVR空間でお茶を啜りながら喋っているかもしれない。
これから先もできる限り選挙がある時何か楽しくなる特典をつけたいと思っている。
このセンキョ割にポストカードをつけようと思ったのはいつかお部屋の片付けして見返した時に
「あぁこの時私結婚してない頃かー。転職考えてたなー」
「あのキャンペーンで誕生石買ったなー、あの時の総理って誰だったっけ?」
ってなるのも面白いかなと思ったから。
時代の変化をお互い見届けつつ、暮らしやすい国に少しでも近づけられたらいいな。
何年か経ってこの時のことをポップアップやオンラインでお話しするときに思い返してワイワイいうのも面白いじゃないですか。
というわけで選挙行ったよ!っていう方気軽に声かけてくださいね!
↓ポストカードのデザインはまだ予定。
今夜中の3時だから明日の朝冷静にもっかい確認しよ。
「小さな一歩でもいい、その一歩が人生を変える」
って意味。